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こんにちは! Maki from New Yorkです。
「カトリーナ」級の被害再び? と懸念されたハリケーン「リタ」は
熱帯性低気圧に勢力を弱め、現在はよろよろと北米大陸を北上しているようです。
「カトリーナ」の教訓を生かして、早期に住民を避難させたおかげで
人的被害は最小限に抑えられたとのこと。不幸中の幸いでした。
ニューオーリンズをはじめとした被災地の惨状は、
(同じような洪水被害にあってもほとんど見向きもされない
インドやバングラデシュ、ハイチなどのことを考えるとびっくりするくらい)
テレビや新聞などで大きく取り上げられたので、みなさんよくご存知でしょう。
ブッシュ政権や現地責任者の対応の遅れで被害が拡大したという「人災」面も
いろいろ取り沙汰されています。取り沙汰されて当然だと思いますし、
もっと根本まで掘り下げて、これ以上気候変動を起こさないための政策見直し、
というところまで徹底的に話し合われることを願っています。
現地では、政府より早く赤十字や救世軍などが救援活動を始めました。
<オンライン募金先>
赤十字
https://give.redcross.org/donation-form.asp?HomePagemasthead092105
救世軍
https://secure3.salvationarmy.org/donations.nsf/donate?openform& projectid=USN-hurricane05
ユニセフ
https://www.unicefusa.org/site/apps/ka/sd/donor.asp?c=duLRI8O0H&b= 1022805&en=owKVK6ORKkIXL6MSIjIVJdN2IqLbIjP0KlIVIbMRIhI2KnPeF
こうした大きな人道組織にまじって、災害発生直後から支援に動き出したのが、
前回のメールで触れた「反戦の母」シンディ・シーハンさんのグループです。
コンビニもなければトイレもない、テキサス州のブッシュ家の牧場近くで
一ヵ月近くもキャンプを張っていた彼らは、言ってみれば突然洪水に襲われた
被災者たちと非常に近い境遇を耐え抜いてきた人たちです。
そんな彼らが自分たちのキャンプ機材一式を抱えてルイジアナに場所を移し、
救援活動を行なっています。戦争と自然災害という違いこそあれ、
家族を失う恐怖や悲しみも被災地の人々と共有できる、貴重な支援家たちです。
人道支援家のドナ・マルハーンと「華氏911」のマイケル・ムーアが
この動きを紹介した記事を、いつもながらTUP速報が素早く和訳してくれていますので、
転載させていただきますね(なお、この記事が書かれたのは「リタ」到来前なので、
現在は多少状況が変わっていると思われます。募金などをされる場合は、
記事中に記されたウェブサイトに行って最新情報を入手することをお勧めします)。
〜〜〜以下、TUP速報より転載〜〜〜
速報546号 ドナより マイケル・ムーアがキャンプケーシーIIIに参加 050915
ニューオーリンズを援助したい人へ、マイケル・ムーアの有益なメッセージ
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オーストラリア人女性ドナ・マルハーンは、2003年春イラクでの「人間の
盾」に参加し、04年春には米軍包囲下のファルージャに入り、その帰路地元レ
ジスタンスによる拘束を経験、04年冬から05年春にかけてイラク・パレスチナ
を旅して、05年8月アメリカからシンディ・シーハンのキャンプケーシーにつ
いて報告してくれました。オーストラリアに帰国したドナが、今回はハリケー
ンに襲われたニューオーリンズの支援を訴えます。自然災害のはずのカトリー
ナの被害が、いまや人災の様相を見せ始めているなか、早急な支援が求められ
ます。
(翻訳:福永克紀/TUP)
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ニューオーリンズを助けたい? キャンプケーシーIII があります
ドナ・マルハーン
2005年9月9日
お友達の皆さんへ
もし皆さんが、ニューオーリンズおよび周辺地域の人々を直接迅速に援助する
方法を探しているなら、キャンプケーシーIII がすばらしい有益な仕事をして
いますので、皆さんもこれを支援することができます。
テキサス州クロフォードのブッシュの牧場外にあった元キャンプケーシーの備
品や援助物資を使って、ニューオーリンズ郊外のルイジアナ州コヴィントンに
キャンプケーシーIII が設立されました。ボランティアの人たちが定期的に
ニューオーリンズを訪れ、必要とする人々に直接手渡しています。
大きな救援機関がこのような状況で動き始めるには時間がかかりますが、この
グループはすでに本格的活動に入り、先週には緊急救援物資を届け避難手段や
通信手段を提供してきました。
私のボーイフレンドのジェイムズもそこにいて毎日私に電話をくれ、彼らが
やっていることの新情報を伝えてくれています。また彼は、町が凶暴な略奪者
であふれているというメディアの報告には気をつけろとも言います。彼が言う
には、お互い助け合っている英雄的な人々の話のほうがたくさんあるうえ、彼
が目にする銃を持っている人間は米軍だけだということです!
平和を求める退役軍人の会(Veterans for Peace
http://www.vfproadtrips.org )がキャンプケーシーIII を支援していますし、
マイケル・ムーアも http://www.michaelmoore.com で支援しています(下の
メッセージ参照)。
アメリカ人も他国の人も、援助物資を送ることやペイパルで寄付することがで
きます。その情報は http://www.vfproadtrips.org にあります。
皆さんの巡礼者
ドナより
(Maki注:追伸部分は非常に長いので省略しました)
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マイケル・ムーアの手紙
友人たちへ
ハリケーンによってじゃなく、過去4年半のブッシュ政権が下した、どの決定
かはっきりわかっている決定によって起きたニューオーリンズの人為的絶滅に
ついては、言うべきことも、すべきこともたくさんあります。それはあとで議
論すればいいなんて言うやつらのことなんか聞くことはないのです。そんなの
聞いているどころじゃないんです。
私たちの国は、緊急を要する無防備状態にあります。更なるハリケーンや戦争
やその他の災害が迫っているというのに、自己満足に浸る狂乱した人たちのだ
らけた一団がいまだに舵取りをしているのです。
そこで、数日以内に、ブッシュ組長一味をどうするかについては皆さんに書き
送るつもりです。
しかし今日のところは、全く場違いなうえ能力もないブッシュ政権のことは横
に置いておいて、ニューオーリンズ地区の人々を「直接」助けるために私に加
わってください――今すぐに。
たくさんの人が、何ができるか私に尋ねて書き送ってきました。多くの人が誰
が信用できるか分かっていないし、小切手を送ること以上のことをしたいとも
思っています。救援機関に小切手を送っても、今後48時間以内に人々に水や援
助は届かないと考える皆さんがたは賢明だ。小切手はもっとあとに必要になる
だろうから、その時に切ることができるのです。
しかし、「今日」の人々の命にかかわることを、みんなが一人一人今日やれる
方法を私は知っています。
私はここ数日、最も必要とする人々に直接援助をしていると保証できるグルー
プと共同作業をしてきました。
ブッシュ大統領の避暑地で果敢にも彼に挑んでいた女性シンディ・シーハン
が、ブッシュの牧場前のキャンプケーシーをニューオーリンズ郊外に移しまし
た。平和を求める退役軍人の会も、ルイジアナ州のポンチャートレイン湖畔の
コヴィントンにすべての設備とボランティアを運んできて、そこにキャンプを
張りました。彼らが物資を受け取り、必要な人たちに自分たちで手渡していま
す。
ここに私たちの出番があります。今すぐ必需品を送り届けることが必要です。
今日必要なもの――使い捨て紙皿、ペーパータオル、トイレットペーパー、赤
ちゃん用オムツ、赤ちゃん用ウェットティッシュ、粉ミルク、ペディアライト
[訳者注:小児用の電解質ドリンク]、乳幼児用品全般、パウダー、ローショ
ン、ウェットティッシュ、無菌手袋、スポーツドリンク、野菜の「大型」缶
詰、学用品、その他人々の気持を引き立てるもの何でも。
これらの品は http://www.vfproadtrips.org/ の指示に従って送ることができ
るし、自分で配達することもできます。コヴィントンへの道は通じています。
このアドレス http://www.mapquest.com/directions/ で道順が分かります。
荷物を置いて帰ることもできるが、留まって参加することもできます。(もし
参加するなら、キャンプすることになるので自分のテントや道具に殺虫剤スプ
レーを持ってくること)[訳者注:原文のアドレスでは、親ディレクトリの訳
文に書いた http://www.mapquest.com/directions/ にリダイレクトされる。
このページで、出発地を適当に選び到着地をLouisiana州の1115 West 28th
Avenue Covingtonに設定して実行すると、道順が表示される。ただし全て英
語]
もし個人的にこれらの品を送ったり現地に来たりできないのなら、
http://www.vfproadtrips.org に行って
http://www.vfproadtrips.org/#donation>donation からペイパルで今すぐ
寄付できます。その現金はキャンプケーシー・コヴィントンが即座に入手し、
ルイジアナで営業している店で必要なものを自分たちで購入できるのです(平
和を求める退役軍人の会への寄付は、すべて課税控除の対象となる)。
何が必要かということと、キャンプケーシーの活動の進行状態について、毎日
分刻みの新情報をポストします。どうか http://www.michaelmoore.com に行
き、自分にできる援助をしていただきたい。
他の多くのグループも立派な仕事をしています。ムーブオン(MoveOn.org)は
http://www.hurricanehousing.org/ を立ち上げ、生存者たちに部屋を提供す
る人たちと、提供を望む人たちの情報交換の場を設けています。
時間は無駄にはできません。人々は傷つき死んでいるのです。私たちの誰もが
何かをできる。他に代替策などないのです。
前もって皆さんの援助にお礼申し上げます。明日は、イデオロギーに捕らわれ
た出来損ないの責任者どもについてどうすればいいのかという別の問題に取り
掛かることにします。
敬具
マイケル・ムーア
http://www.michaelmoore.com
原文:Want to help New Orleans? Camp Casey III is there
URL: http://groups.yahoo.com/group/ThePilgrim/message/171
〜〜〜以上、TUP速報より転載でした〜〜〜
(TUP速報の購読申込:http://groups.yahoo.co.jp/group/TUP-Bulletin/)
思えば、「ニューオーリンズは水没する」は、温暖化について書かれた
記事などで、いつもいつも聞かされてきた脅し文句(?)です。
環境にさして関心のなかった学生時代の私でさえ、何かの雑誌で
「水没後のニューオーリンズ」を描いたイメージ画像を目にした覚えがあります。
また、今となっては大ひんしゅくですが、友人らとの他愛ない会話の中で
「え、まだニューオーリンズに行ったことないの?じゃあ早く行かなきゃ。
ぼやぼやしてると沈んじゃうよ!」なんて笑い合ったこともあります。
3年前のクリスマスにこのメールで紹介したアラン・アトキソン氏のエッセイ
「サンタへ」にも、こんな一節があったのを覚えていらっしゃるでしょうか
(覚えてませんね ^^;)
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地球温暖化に誘発されてやってくる次のハリケーンが
ニューオーリンズのバーボン・ストリートを吹き荒れ、
あの町を約6メートルの水底に沈めてしまうなんて、考えたくもない
(バーボン・ストリートではみんな「ハリケーン」というカクテルをよく飲んで
いるけれど、こっちのハリケーンは反対に僕たちを飲んじゃうかもしれないんだ)。
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私は環境や気象に関してまったくの素人なので、地球温暖化が気象に与える
影響について、確かなことが言えるわけではありません。でも、これほど
長い間繰り返し警告されてきた「ニューオーリンズの水没」が防げなかった、
これはアメリカの、人類の恥といって良いのではないでしょうか。
同じように発されてきたたくさんの警告が現実のものとなる前に、
ぜひともドラスティックな方向転換がとられることを願ってやみません。
ハリケーンの与えた甚大なマイナスをプラスに転じるには、
それしかないと思うのです。
『自然の終焉』はじめ数々の名作を著した環境ライター、ビル・マッキベン氏が、
カトリーナと温暖化について専門家の立場から書いた記事を、
またもTUP速報が訳してくれていますので ^^)Y
次に転載させていただきますね。
(長くなるので、2回に分けます)
Peace.
Always,
Maki |