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BCCで失礼いたします。
ご存じかと思いますが、占領地での兵役を拒否するイスラエルの青年団体
Yesh Gvulのメンバーが、アメリカを訪れて各地で講演をしています。
先週はNYでも地元NGOなどと協力して平和集会を行っていたようですが、
あいにく私は仕事が忙しくて平日の集会には参加できませんでした。
Yesh Gvulから送られてきたメールによると、週末はユダヤ教のミサに出席、
と書いてあったので、早起きをしてアッパーウエストサイドの教会へ出かけ、
生まれて初めてのユダヤ教のミサを体験しがてら、話を聞いてきました!
といっても、実はミサが思いのほかヘビー(長い、眠い、ヘブライ語分からない)
な上、2時間半ほど経ってもメンバーが現れず、眠気と空腹でモウロウとしてきた
ため、途中でいったん教会の外に出てゴハンをかっこんで戻ってきたら
すでに講演が始まっており、冒頭部分をほとんど聞き逃してしまいました。 (;_;)
以下、前後関係もよく分からないままオーディエンスに加わった私の
個人的かつ中途半端なレポートです:
数人のチームを組んで来ると思ったYesh Gvulメンバーは、
肩まである髪をポニーテールにした18才のきゃしゃな青年、
ハッガイ・マタールくん一人だけ。
イスラエル政府に意義を唱えるユダヤ人がユダヤ教の教会でしゃべるということは、
「身内」という名のもっとも手強い敵陣に乗り込むのとほぼ同じだというのに、
たった一人で、ティーンエイジャーで、手にしているのはマイク一本なのです。
私なんて英語が分からなくても、これだけで涙が出るほど感動してしまいます。
ミサが終わってもその場に残っていた30人ほどのオーディエンスは、
そのほとんどがハッガイくんの2-3倍の人生を生きてきたと思われる中高年で、
多くは頭に丸い布をのせた敬虔そうなユダヤ教徒たち。案の定、
「君はさっきからイスラエルの罪ばかり言いつのっているが、
なぜ問題の根源である自爆テロについては語ろうとしないのだ」
「占領とかテロとか難民キャンプとか言ってるが、
まずそれらの定義をしてもらわんとまったく話にならない」
「ウエストバンクから撤退すれば本当にハマスがおとなしくなると思っているのか」
などなど、18才の青年には重すぎるようなコメントが次々に彼を刺します。
彼のしていることに好意的な(少なくともその勇気をたたえる)コメントも
ちらほらありましたが、全体的には決して和やかな雰囲気ではありませんでした。
ハッガイくんは、ひときわ感情的なユダヤ人のおじさんにからまれて、思わず
「オオ、ゴッド!」と大きなため息をつく場面もありましたが、
おおむねよくやっていました。
感情を抑えて、自分の見たこと、感じたことだけを淡々と語っていました。
そして何よりも、かたわらに座って進行役を務めていたラビが
彼にとって大きな助けになっていたようです。
ラビは、オーディエンスが感情的になったり攻撃的になったりするたび、
「ハッガイはパレスチナ人や自治政府の代弁者としてここにいるわけではありません。
自身の信じるところを語りに来ただけだということを忘れないように。彼をブレイム
しても始まりません。」
「みなさんの心は今シャットダウンしています。まずは聞く耳を持ちましょう。そし
て想像するのです。」
ラビにこう言われると、不思議とみんな素直になります。
こういう人って必要なんですね。オーソリティがある人、という意味ではなく、
人の心を静め、開き、公正な判断を促すことのできる人。枝廣さんのよく言われる、
「問題にはハードに、人にはソフトに」が実践できる人。
最後にラビが言った言葉には、本当に大きく頷かされました。
(ハッガイくんも何度も頷いていました。)
「問題が複雑化するなかで、その複雑さに負けて白か黒かという単純な答えを求めて
はいけません。深くさぐってください。そしてよく考えてください。」
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ではまた〜♪
Maki |