 |
それを私が手に持ってないと、なんで持ってないんだ、どこに落としたんだとばかりに、息子は「機関車トーマス」に出てくる「サー・トップハム・ハット」というタキシードのおじさんの、人の形の板に絵が描いてあるのを探してきては、また私に持たすのですが、私の方ではもうやめたくて、そーっと置いておいたところで気が付かれちまったわけです。
ある晩、最近私が何の質問をしても答えなくなっている息子にはみがきをさせたい一心で、「トップハム」を手に取って、「やあ、はみがきをしよう!」とやってみたら、頭がぐるんと回ってこちらでビシッと止まり、目がばちっと見開いて、こくり、とうなづくのでした。次の日からはそのおじさん人形相手にローングトークが始まり、「this
is あお、this is あか、」と、えんえんと目の前にあるものの説明を彼なりにしていき、さらに自分の持ってるいくつかの機関車を次々とトップハムの前に連れてきて、トップハムに声をかけさせるのですが、これが長い長い。数少ない面々が何十回とまわって来るので、最初は「いやあ、よくやった、洗車してくるといい!」「あっちの貨物車を連れてきてくれたまえ」などと言っていたのが、ネタも尽き、脳みそも喉も疲れて(トップハムらしく声を低く、リアルに英語で喋ろうと努めている)言うことなど無くなって、「えーっと、またな!」なんて、私が息子なら「ちゃんとやってくれよ!」と言いたくなるようなセリフをついに出すようになっても、ボスはやめてくれんのです。夜などはとくに眠くなりだすと、酔っ払いのようにしつこくなるようです。
他にもいろんなフィギュアやぬいぐるみがトップハムに追いつき追い越せと日夜励んでおり、それらにも息子は平等に、架空のお茶やクッキーや寿司をふるまってはいますが、昼間ぐずった時の応急処置にはやはりトップハムがよく効きます。いつもありがとう!
|
|
|
|