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『思いやってくれる日』 |
2004/09/05 UP |
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出産以前には、子育てにまつわる愚痴を、縦からも横からも聞いた覚えがありません。
それが子供を連れて公園に行き始めると、横の穴が大きく開き、愚痴や悩みがポイポイ出入りします。これらの悩みはかなり深刻で、毎日気が狂いそうになってるはずなのですが、他のパパママの顔を見ると、なるったけわかってもらえるように汗かいて喉嗄らして説明しなくても、めんこをパシッと打つように内容の切れ端をポンと出せば、気持ちがわかってもらえるように思うので、私あたりは体力の節約も兼ねて、手短に軽めに話すのですが、多分多くの方々もそうでしょう。それも口を開く気力があり、聞く気力のありそうな人がいた時に限るとして。あ、愚痴ってそういうものですね。
そんな百ある困りごとのひとつに「泣き止まない」というのがあります。
昼寝もしないでノンストップで大騒ぎして、さらに機嫌を損ねる息子よ、陸のイカのようにのびて青くなっている母親を思いやってひとりで遊んでいてくれないか、くれないだろうなあ。いったい思いやりができるのは、いつなんだ?そう思って思い出した。
そう言えばこの間、馬のまねをしていると、段ボール箱と壁と本棚の間にできた隙間を通るよう指示してきた。途中でひっかかったので「出れないよー、うえーんうえーん」とやったら、迫真の演技に心が動いたのか、1歳9ヶ月の彼がにこにこしながらやってきて、「なんだ、泣かなくったっていいんだよ」ぽい語調でなにか宇宙語を言い、私の首をはがいじめにすると、力いっぱい引っ張って出してくれ、その後も「たいへんだったよー、うえええー」とやったら、私の肩や頭に手を置いておでこをくっつけて、励ますようになにか宇宙語を言っている。
急に30歳くらいになったかという態度で驚いたのでしたが、あれは母をかわいそうに
思ったか、馬を励ましてたのか。 |
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